9月から経営者の方たちと「社長としてどう生きるか」という原理原則を学ぶ勉強会に参加しています。

その一環として、毎朝、異なる方角に行き、その場所の「氣」を感じながら、その日の目標や、今までの出来事を整理する時間をとっています。

始めは、毎朝、出かけるだけで精一杯だったのですが、いつのまにか習慣になってきました。

毎日、異なる場所でサービスを受け、そこに集まる人を観察しつつ、いつの間にか自分の世界に入り込み、その日の予定、仕事のこと、将来のことなど、自分と向き合い、1人で考える時間は、慌ただしい朝の時間、とても貴重です。

かつて、ある起業家社長さんが私に教えてくれました。

「社長のもっとも大切な仕事は、朝誰よりも早く会社に行くことでも、ましてやトイレ掃除をすることでもないんだよ。

世間の動きはどうなっているかをじっくり観察して、それにあわせて今後、会社をどうしていくかを、じっくりと1人で考える。それがもっとも大切な仕事なんだよ」

 

そこは街中のスターバックスでしたが、彼は私にそう言いながら、店の中の客や店員の動き、窓から見える風景や人の動きに時々、目を走らせ、観察結果を教えてくれました。

この店の客層、もしもこの店に置くならどんな雑誌がいいか、メニューはどんなものが季節的にいいのか、などなど。

世の中の動きを常に観察することの大切さ。24時間いたるところにビジネスチャンスはあるのだということを、その時、学びました。

何より、1人の時間を持ち、その時間にビジネスの方針や今後のビジョンをじっくり考え、自分としっかり向き合う大切さを、教えてもらったのでした。

 

あなたは、いつ、どこで、ご自分の時間をもっていますか?

そしてその時間に、どんなことを考えていますか?

2012/11/22
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