先日、コーチ仲間の心友と話していたときのことです。

 

心友はある人気講師の主催する講座に参加したのですが、その講師の方は、自分の講座にくる参加者さんのフォローを、講座のはじまる前、そして終わってからも、とてもこまめにフォローしてくださったそうです。

 

「2日間で4万円ほどの、決して高くはない講座だったにも関わらず、とても ことこまかに、アドバイス、フォローをしてくれるなんて、本当にうれしかったよ。人気がある講師の理由がわかる気がする」

と、少し興奮気味に話していました。

そして、「自分だけでなく、その講座に参加したすべての人に、同じようにきめ細かいフォローをしているんだよ」

と、教えてくれました。

 

私は聞きながら、ある小売店の社長さんの言葉を思い出していました。

 

脱サラして、貯金をはたいて、意気込んでお店を初めたのにもかかわらず、最初はお客さんがまったく来なかった。

だから、やっときてくださった初めてのお客様が神様に思えた。

そして目の前のたったひとりのお客様に、それこそ全身全霊をこめて、サービスをした。

今でもそのお客様の顔、提供した商品を覚えているよ。

どんなに儲かっているときでも、その時の、たった一人のお客様を大切に、大切にした気持ちを忘れないで、目の前にいるお客様に接するようにしているよ、と。

 

困っているとき、弱っているときに、親切にされたこと、助けてもらったことはずっと覚えているように思えて、ビジネスが上手くいきだすと、忘れてしまうことがよくありますが、どんな時でも誠実に、そして全身全霊をこめて、目の前のお客様にサービスをすることの大切さを教えてもらいました。

 

あなたは、最初のお客様の顔を覚えていますか?

また今日、出会うお客さまに、どんな気持ちでどんなサービスをしますか?

2013/07/30
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